カメラ撮影時のマナー

デジタルカメラや携帯電話のカメラ機能の普及によって、いつでもとこでも写真を撮れるのが普通になりましたが、それに比例して撮影するときのマナーが問題になるようになりました。たとえば、撮影場所の問題。誰もがベストショットを狙って写真を撮るのですから、良い場所は他の人が場所取をしている可能性があります。撮影場所の問題で撮影者同士で揉めているのは見苦しいものですよね。撮影場所は譲り合って写真を撮るようにしましょう。また、他の観光客などに対して前を横切らないように怒鳴ったり、撮影の邪魔だと文句を言う人もいますが、それは問題外です。他の人に迷惑をかけないよう、落ち着いて写真が撮れるといいですね。写真撮影のために山野に入った時にはゴミを持ち帰ったり、名所旧跡など撮影不可の場所では撮影を控えるのも常識です。
また、最近のマナーで問題になりつつあるのが、撮った写真の扱いです。インターネットでツイッターやFacebookなどのSNSやブログに、撮った写真を勝手に掲載する人がいます。たとえば、子どもの幼稚園の運動会の写真に他の子どもの顔が映り込んでいるものをブログに載せていたり、友達との2ショットを許可なくFacebookに掲載したりするのはよくありません。基本的には他人の写っている写真を勝手にインターネットに掲載するのはマナー違反です。ブログ自体にパスワードをかけていたり、友人しか見ることのできないページに掲載したりするのならばまだグレーですが、誰でも見ることができるページに他人が映った写真や他の人の個人情報がわかる可能性がある写真を載せるのはやめましょう。写真撮影やインターネットが身近なものとして使われすぎて忘れがちかもしれませんが、掲載についてのマナーはしっかり意識しておく必要があります。実際には撮影するだけでも勝手にカメラを向けられるのはいい気がしないものです。撮影するだけでも、相手に一言ことわることが大切です。
他にもよく問題となるのが飲食店などでの料理の写真です。よくブログなどに食べに行ったお店で運ばれてきた料理らしき写真を掲載しているものを見かけますが、お店でパシャパシャ写真を撮るのは、マナーとしてはどうなのでしょうか。結論としてはお店の判断によりますので、写真を撮りたければ一言お店の人に撮影OKかを聞くのがマナーでしょう。ただし、お店の人に許可をもらったからと言って、シャッター音がうるさいカメラで撮り続けたり、フラッシュを焚くのはもちろんNG。他のお客様の迷惑にならないように撮るようにしてくださいね。

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