写真のプリント

フィルムカメラで写真を撮っていたころは、写真をプリントするとなると専門店に行ってフィルムの現像を依頼し、それと同時にプリントしてもらうというのが一般的でした。写真を趣味とする人の中には自分で現像をする人もいますが、慣れや専門知識が必要になるので、普通の人にはちょっと難しいですよね。写真を撮ったら現像に出して、ネガとプリントした写真を受け取るというのが通常の流れだったといえるでしょう。しかし、デジタルカメラの普及でプリントの方法は一変しました。写真の現像は必要なくなり、撮った写真はメディアを挿入したりケーブルでつないだりすることによって簡単に個人のパソコンに転送。家庭用のプリンターでも十分きれいにプリントすることができるようになったのです。写真を撮ってからプリントしたものを手にするまで数日かかっていたのが、家に居ながらほんの数分後にはプリント可能という便利な時代になりました。
家庭用プリンターを使う以外にも、SDカードなどのメディアを持ち込むことによって業者に写真を現像してもらったり、店頭の機械を使って自分でプリントするなど、さまざまな選択肢があります。写真の大きさや目的によって使い分けるといいですね。家庭用のプリンターを使った場合のメリットは、なんといっても手軽に素早くプリントした写真を手にすることができることです。撮った写真を人に見られる心配がないのもいいですよね。しかし、多くの枚数をプリントする場合、家庭用のプリンターでは意外と費用が掛かってしまいます。用紙も必要になりますし、プリンターのインクは意外と高いので、一枚当たりの料金が高くついてしまうのです。また、プリンターの印刷性能によって写真の出来もかなり左右されます。せっかく1000万画素を超える高画質のカメラで撮影しても、プリンターの性能が良くなければ結局きれいな写真を手にすることはできません。家庭でプリントする場合には特に、カメラの高画質が進んだ今となっては写真のきれいさはプリンター次第だともいえるほどです。そのため、ある程度枚数が多い場合などは、プリント専門店に依頼するほうが安く済むことがよくあります。SDカードを持参してお店の人にお願いすることもあれば、店頭に置いてある自動販売機のような機械を自分で操作する方法もあります。また、最近最もコストパフォーマンスが良い方法として人気なのが、インターネットによるプリント依頼サイトです。サイトに接続し、プリントしたい写真をアップロードして、枚数を指定すると、プリントしてメール便などで自宅に届けてくれます。一枚数円でプリント可能なうえ、送料も数十円程度なので、日数に余裕があればこの方法がかなりお得です。

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