ビデオカメラでの撮影

デジタルカメラの普及と同時に、一般家庭に一気に普及したのがビデオカメラです。その進化も目覚ましく、10年前はビデオテープに録画する方法が一般的だったのが、現在ではデジタル化によってハードディスクやSDカードなどに録画するのが当然になりました。カメラ本体も小さくなって、ほんの手のひらサイズのビデオカメラでデジタルハイビジョン撮影ができるなど、画質的にも比較にならないほど便利になっています。子供がいる家庭などを中心に、多くの家庭が所有しており、子どもの運動会ともなると三脚にビデオを設置したお父さんたちの姿がズラリと並ぶほどです。まさに、デジタルカメラだけではなく、ビデオカメラも一家に一台の時代になりつつあるのです。
ビデオテープに録画していた時に比べて、デジタル映像が撮れることによって撮った後の処理もとても楽になりました。たとえば、デジタルビデオ用のビデオテープだと、見るためにはビデオカメラをテレビにつないだり、ビデオテープが使えるデッキを使ったりする必要がありました。また、ビデオテープに撮った映像をパソコンに転送するのもかなり時間のかかる作業でした。しかし、デジタルビデオカメラの普及によって、内臓のハードディスクやSDカードなどに記録ができるようになると、記録時間も飛躍的に長くなったうえに撮った映像も簡単にパソコンに転送が可能。DVDに焼いておけばいつでも簡単に見ることができます。こうした映像の扱いやすさも、ビデオカメラの普及に一役買ったといえるでしょう。
最近のビデオカメラは操作も簡単で、まさにワンタッチで録画が可能。フォーカスや露光もタッチパネルで操作できるので、フォーカス対象をモニター画面でタッチすれば、ピントも明るさも自動で対象がもっともきれいに映るように調整できるものも多くあります。デジタルカメラを持ち歩く感覚で携帯できる小さなボディや、女性でも無理なく長時間撮影できる軽量化など、デジタルビデオカメラはますます進化しつつあり、価格の面でもハイビジョンが撮影できるものでも10万円以下で購入できるなど、高画質のものが安く買えるのも人気の理由になっています。

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